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地震と太陽光発電

地震時の太陽光発電の安全性について

地震時の太陽光発電の安全性について
東北・関東巨大地震の後、弊社に対し「太陽光発電を設置して地震の時大丈夫なのか?」といったお問い合わせを多数いただいております。

これまでの経験則からいえば震度6ぐらいまでの地震では基本的に太陽電池に被害が発生するようなことはございません。(もちろん家がしっかりしていいること、施工マニュアルに則った正しい施工をしてあることが前提です)構造上も屋根の補強になることはあってもパネルの重量で家が倒れたり、パネルがずれ落ちたりということは考えられませんのでご安心ください。

ただし、強い地震により家そのものが破壊されたり、津波による被害については当然ながら防ぐことができません。

新潟中越地震で太陽光発電はどうなったのか?突撃レポート

地震の時に太陽光発電システムはどうなってしまうのか?

これから太陽光発電システムを設置しようとする方には、大変心配なことだろうと思います。

ただ、結論から言ってしまえばそれほど心配するには値しないと思います。

これはあてずっぽうに言っているわけではなく、屋根への設置の方法やまた以下に述べる新潟中越地震でのレポートなどを読んでいただければご理解いただけるのではないかと思います。

以下の本文は拙著「『発電貯金』ならほっといてもお金がたまる」に掲載されたものを編集したものです。

【緊急報告!】新潟中越地震現場レポート

地震の時に太陽光発電システムはどうなるのか? ということは誰もが不安に思うことだろう。

 構造上は地震が来てもモジュールが落ちるということは考えられない。しかし、実際に大地震が起こった時どうか、ということは今まで確かな報告がなかった。 以下はこのような疑問に答えるべく、新潟中越地震後の太陽光発電システムの様子をレポートしたものだ(以下は平成16年12月の「発電マンニュース」に掲載されたものを転載したものです)。  

平成16年10月23日、土曜日の夕食時を震度7の地震が襲った。新潟中越地震だ。多数の死傷者と道路や建物など甚大な被害をもたらした。 今回の地震は私達中部地区に住むものにとって他人事ではすまない。

いつか来ると言われている東海地震。いったいどんな準備が必要なのか、今回の経験から学ぶことが重要だと思う。 私は地震による被害の実態を調査するため現地を視察することにした。

 電気やガスの復旧状況、建物および太陽光発電システムが地震によってどのような状況になっているのか? 

災害によって停電になった場合、太陽光発電システムが役に立つのかどうなのか? それらの実態を確認するのが目的だ。 現地の状況についてはボランティアに参加した私の知人からある程度の情報は聞いていた。しかし太陽光発電システムの状況となると皆目わからない。 

もともと中越地方は設置者が少なく、現地で設置者を直接探すのは難しいかもしれないと思い、あらかじめ設置者名簿を入手できないかあちこちと当たってみた。しかしメーカーでも詳細にはわからないという返事。 しかたなく、とにかく屋根に太陽電池が設置してある家を片っ端から探して歩くという「最も原始的な手段」に頼って行くことにした。

いざ出発! 

地震発生から三週間がたった11月13日(日)夜明け前の午前3時三30分、静岡市内を出発。メンバーは私とアルバイトの安藤君。 

関越自動車道は通行止めという情報だったので、富士市から山梨県に入り中央高速~北陸自動車道を通って新潟に入るルートをとった。 

7時間ぐらいかかる、といわれていたが、二人で交代に運転して、ほとんど休憩なしで約5時間半後、午前9時ごろ小千谷市総合体育館前に到着。 

当日はどんよりとした曇り空。雨こそ降ってこなかったが、なにやら重たい空気。 途中の高速道路でも一部道路が波打っていたりしてそこここに地震の爪あとがなまなましい。  

さらに小千谷インターを降りると警官や自衛隊の車が物々しく走り、まるで戦場のような雰囲気だ。

太陽電池はどこだ~ 

余震の不安にドキドキしながらも、とにかく屋根という屋根を見て回った。 

しかし、探せど探せど太陽電池の載った屋根は見当たらない。 日本海側での設置は少ないということは聞いていたがこれほど見つからないとは……。

静岡県や愛知県だったらちょっと探せばすぐみつかるのに……。やはり探すのは無理なのかと半分あきらめの境地……。 そういえば食事もとっていなかったことに気がつき、腹ごしらえをしようとレストランを探すことに。

しかし営業しているところがなかなかない。 それはそうだ。家具や食器はめちゃめちゃだし、ガスもまだ復旧していないところもある。 ようやく見つけたのは市内の中心部にあるスーパージャスコの向かいにあったファミリーレストランの『ガスト』。

 ここで食事を取り、ホッと一息ついたところでレストランのお姉さんに聞いてみた。

 ―この辺で太陽光発電システムを設置しているお宅を知りませんか?

お姉さん「???????」  

どうも太陽光発電システムの意味がわからないらしい。

これほどまでに知られていないのかとちょっとがっかりしてしまった。 

でもお姉さんは地震の時の恐怖の体験や復興の様子を明るく話してくれた。 

食事をしてじっとしていると眠くなってしまう。しかし明るいうちに探さなければ今回の調査の意味もなくなってしまう。一年でもっとも日の短い季節。時間はわずかだ。 

気を取り直して再び市内へ。 小千谷市の隣、長岡市へ行ってみることにした。ここも今回の地震で大きな被害をこうむったところだ。

小千谷市から車を走らせること約30分、長岡市の市街地が見えてきた。 小千谷市と長岡市の間を流れる信濃川。 この川を渡る橋を越えてしばらく行ったところで屋根の上にきらりと光るものを見た。

●ついに発見! 

やった! 間違いない。太陽電池が屋根の上で光っている。

私たちは車を止め、周囲の様子を伺った。建物にも被害はなさそうだ。

事例その1》(長岡市K町、木造築五年) 

●ついに発見! 

やった! 間違いない。太陽電池が屋根の上で光っている。

私たちは車を止め、周囲の様子を伺った。建物にも被害はなさそうだ。
地震時の太陽光発電の安全性について

何とかお話をうかがうことができれば……。

祈るような気持ちで玄関のチャイムを押すと、中から明るい声。

 静岡から来て太陽光発電システムの調査をしている旨を話すと、気さくに地震の時の様子をお話ししてくれた。

―地震のときはどうでした? 

もう一瞬なにが起こったのかわからなかったですね。

―被害はどうでした? 

このあたりはそれほどでもなかったですけど。洗濯機は地震の時に壊れちゃいました。

―どのくらい停電していたんですか? 

24日と25日の二日間でしたね。24日はちょうどお天気だったんで、お掃除もできたしテレビも見れましたよ。

―テレビも見れたんですか? 

非常用電源から延長コードを引っ張ってね。やっぱり太陽光発電つけててよかったねーってみんなで言ってたんですよ。ご近所の人にも、あれー電気来たのって聞かれたんです。いーえうちだけです~って(笑)。そのときはちょっと優越感でしたね(笑)。

―中部地区では地震が心配で設置を見送る方もあるんですが? 

えー、そうなんですかぁ? 地震の時に役に立ちましたよ。携帯電話の充電にも使えたし。近所の人が充電させてってきましたよ(笑)。このあたりは冬場は雪も積もるし、日照時間も短くて条件が良くないですけど、静岡のほうだったら日当たりもいいし、いいですよね。

 現地の方の話によると、同じ長岡市内でも地区によって被害状況が異なるようだ。私たちは被害がひどかったという「Y町」の方へ行ってみることにした。

 Y町は長岡駅から東に三キロほど行った小高い丘のうえにある。近くに公園などがあり地震前は閑静な住宅街といったところだろう。

 ナビゲーションシステムで「Y町」を検索し目的地セット。20分ぐらいで到着した。

 「あっあれは……いっ、いっ一体なに?」 私は目を見張った。

前方に異様な光景が見えたからだ。 なんとマンホールが歩道を突き破って飛び出しているのだ。 

ンホールが歩道を突き破って飛び出している

確かにこのあたりは同じ長岡市内だというのに、状況がひどいのが見て取れる。道路の陥没や亀裂もあちこちに走っている。震災から三週間が経ち、かなり補修も済んでいるが陥没や亀裂のあとがいたるところに見られる。 

ここで、太陽電池を載せた家をもう一軒発見することができた。こんな激しい揺れで太陽電池ははたして大丈夫だったんだろうか?

《事例その2》(長岡市Y町、木造築八年)

《事例その2》(長岡市Y町、木造築八年)
この家も外観は大丈夫そうだ。ちょうどご主人(五〇代半ばぐらいか)が外で片付けをしていたのでお話しを伺うことができた。

―こんにちは。地震が来たときの状況は? 

いきなりどーんと来てね。よく覚えていないんですよ。気がついたら家のなかがめちゃめちゃになってた……。

―そんなにすごかったんですね、家の外観は大丈夫そうですが……。 

そうですね。外側は比較的大丈夫だったんですが、家のなかはもうズタズタです。床が盛り上がって家具やテレビが吹っ飛びました。

―夕食時で火とか使ってなかったんですか? 

わが家はオール電化なんで火の心配はなかったですね。

―そうですか。太陽光発電システムはどうだったんですか?

 太陽光発電システムは大丈夫でした。地震の後も動いてましたよ。

―すぐ停電になったんですよね? 

いえ。それがなぜかここの一画だけ電気が来ていたんですよ。ただし2・3日後に雨が降って、そのとき漏電か何かで停電になっちゃったんですけど。停電の間は雨だったので残念ながら太陽光発電システムは使えませんでした。

―電気とガスとではどちらが復旧が早かったですか?

 電気は停電後3日程で戻りましたね。早かったですよ。ガスは二週間以上経ってからかな。地区によってはまだ復旧してないところもあるようですけど。

―このあたりは特に被害が激しいようですね 

皆さんにそう言われますね。今は道路も走れるようになっていますけど、車でここまで入ってこれない状態でしたからね。あちこちに亀裂が入って……。家の庭にも亀裂が走っていますよ。

―ホントすごいですね…… 

地盤が軟らかいんで、家を建てるとき基礎に4mほど杭を打ってあるんですよ。そのおかげで家は倒れずにすみました。やはり基礎はしっかりしたほうがいいですね。

―お忙しいところありがとうございました  

長岡市内でのインタビューを終え、再び小千谷市に向かうことにした。途中屋根を見ながら車を走らせるが、やはり太陽電池の乗った家は見つからなかった。

 小千谷市内に入り、小千谷駅前から北へ向かい、有名な錦鯉のいけすを見ながら走った。 そのときアルバイトの安藤君が叫んだ。 「あった! 太陽光だ!」

《事例その3》(小千谷市、木造築?年)

《事例その3》(小千谷市、木造築?年)
その家は道路から少し入った場所にあった。道路からかろうじて見えるような家だ。 通り道で見た錦鯉のいけすはかなりの被害だったが、この辺りの住宅は外見上は被害は見当たらない。

 お話を聞けたらと思ったが、中学生の息子さんが一人で留守番をしていて、家の方はみなお出かけだった。彼に少しだけ聞いてみた。

―地震のときはどうでした? 

もうすごかったですよ。何がなんだかわからないっていう感じで。

―太陽光発電システムがついていますけど、役に立ちましたか? 

一カ所だけコンセントが使えたんで、携帯電話の充電に使いました。あと洗濯とか。

―太陽光発電システムはいつごろからついているの

 二~三年前からですね。なんか補助金があったからとか親が言ってましたけど、詳しいことはわかりません。

―ありがとうございました。  

今回取材した三つの事例では、いずれも建物の倒壊や屋根の破損などはなく太陽光発電システムが正常に機能し停電の際も大変役に立ったことがわかった。

小千谷市も長岡市もほぼ震源地であり震度7でも正常運転が可能だったという事は私としても正直言ってほっとしている。  

今回の調査で特に感じた事が二つあった。

 一つは場所によって被害の状況が大きく違うという事。これは同じ市内でも数キロ違うだけで被害の程度が全く違う。 どこが震源でどのような地盤かによって被害状況は相当異なってくる。

東海地震ではどうなるのか? こればっかりは予想できないですね。 

もう一つ感じた事は、地震で家が倒れてしまうことを多くの人が心配するが、倒壊までに至るのは築年数の相当古い家に限られているということ。

テレビや新聞の報道を連日見ているとほとんどの家が倒壊や破損をしているような印象を持っていたが、これはどうも間違いだということ。

 マスコミはどうしてもインパクトのある場面ばかりを映像として流すので、見ている人にはそれがすべてのように思えてしまって、全体像が見えてこない。必要以上に不安におびえるのではなく、冷静に事実を把握し判断することが必要だと思う。

地震と太陽光発電

※ 災害などの停電時に使える非常用コンセントがある

太陽光発電システムがあると地震などの災害で停電が起こっても安心だ。 というのも、停電の場合でも太陽さえ出ていれば発電した電気を利用することができるからだ。ただし、通常時のように家全体の電気をまかなえるわけではないので勘違いはしないように。 

太陽光発電システムを設置したときに非常用コンセント(写真)というものを一箇所設置してくれる(メーカーによってはパワーコンディショナーに付属している機種もある)。 このコンセントを停電のときに使用することができるのだ。一カ所とはいっても、まったく電気を使うことのできないなかで最大1500wまで使えるメリットは大きい。今回の調査でも、掃除や洗濯、携帯の充電など大活躍したことがわかった。

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