リスクはないのか?(農地でソーラー発電 7)

前回、ソーラーシェアリングについてメリット・デメリットを考えてみましたが、今回はリスクについてもう少し深く掘り下げてみようと思います。

まずは太陽光発電そのものについてのリスクから。
太陽光発電そのもののリスクについては私が以前から主張しているように、人間の作った機械である以上完全というものではありません。

当然それなりの管理が必要ですしメンテナンスが必要です。決してメンテナンスフリーなどではありません。
これについては私が常々お話ししていることですし、弊社のホームページやこのコラムの最初のほうでも「メンテナンス」についてお話ししていますので、ここでは取り上げません。

ここでは特に農地でソーラーをやる際のリスクについて話してみたいと思います。

まず、農地における特殊なリスクとして3年後の見直しということがあります。
これは第3回でお話ししましたように本来農地では設置できないのを期間限定(3年間)で許可をしているという特殊要因です。

農業を続けていることが条件ですから、万が一何らかの事情により農業が続けられなくなった、もしくは著しく収量が下がったといったような場合、3年後に更新がされないこともありうるということです。

その場合せっかく投資した設備を最悪の場合は撤去しなければならない、ということです。
もちろんしっかりと農業を継続していれば問題なく更新はされるでしょうけれど、リスクとしては考えておく必要があります。

たとえば自分が元気なうちはいいが、もし自分が農業を続けられなくなった場合、誰か頼める人があるか?といった将来的なことまで考慮に入れておくべきでしょう。

あとは自然災害によるリスクというものがあります。

たとえば台風や大雨による風水害、あるいは地震などによる災害、もしくは盗難といった人為的な損害も考えられます。

これらは住宅などと同様の火災保険や自然災害保険など保険を使ってリスク軽減を行うことも有効です。