3年後の見直しとは?(農地でソーラー発電 3)

前回お話しした許可はあくまで3年間の限定の許可となっています。
するともし3年後許可が通らず更新できなかった場合はどうなるか?

いろいろな指導が入ったうえで、それでも改善されなければ最悪の場合は撤去命令ということになるかもしれません。ではどのような場合に更新が認められないのでしょうか。
それについても農水省は一定のルールを示しています。
次のような場合に営農の適切な継続が確保されていないと判断され、再度の一時転用が認められないということになります。

【3年後に更新が認められないケースの例】
1)営農が行われない場合
2)農地における単収が、同じ年の地域の平均的な単収と比較しておおむね2割以上減少している場合。
3)農地において生産された農作物の品質に、著しい劣化が生じていると認められる場合
4) 農作業に必要な機械等を効率的に利用することが困難であると認められる場合

つまり当初やる気をもって始めたにもかかわらず3年たったら管理もされず収穫もひどい、となったら困るのでその場合は更新はしませんよ、ということです。
逆をいえば一度通したのだから、継続してきちんと作物を作っていればそのまま更新しますよ、ということです。
ただ、1)のように完全に営農がされていない、となればこれは止むを得ないですが、2)の同じ年の地域の平均的な単収と比較して概ね2割以上減収している、かどうかを判断するのはなかなか容易ではありません。
また3)品質に著しい劣化が生じている、というのもどの程度を指すのかかなりグレーです。

いずれにしても「耕作放棄地があるのでそこで太陽光発電をやってしまおう」といったような安易な気持ちで始めるとあとあととんでもないしっぺ返しが起こりかねません。

農地でソーラーをやるとなればそれ相応の覚悟をもって取り組まなければなりません。